臨床研究へのご協力のお願い

2017年7月4日

上顎洞底挙上術を併用したインプラント治療のため当院に入院・通院されていた患者さんの診療情報を用いた臨床研究に対するご協力のお願い

研究責任者 歯科・口腔外科 准教授   
河奈 裕正
実務責任者 歯科・口腔外科 助教  
宮下 英高
連絡先電話番号 03-5363-3831

このたび当院では、上記のご病気で入院・通院されていた患者さんの診療情報を用いた下記の研究を実施いたしますので、ご協力をお願いいたします。この研究を実施することによる患者さんへの新たな負担は一切ありません。また患者さんのプライバシー保護については最善を尽くします。本研究への協力を望まれない患者さんは、その旨、実務責任者までご連絡をお願いします。

1 対象となる方

2013年4月1日より2017年7月31日までの間に慶應義塾大学病院歯科・口腔外科を受診し、上顎歯槽骨高度吸収の診断にて上顎洞底挙上術の手術を受けた20歳以上の方で、術中の洞粘膜穿孔により2段階アプローチによるインプラント治療を受けた患者さん。

2 研究課題名

2段階アプロ―チによる上顎洞底挙上術の臨床的評価

3 研究実施機関

慶應義塾大学医学部【歯科・口腔外科学教室】・慶應義塾大学病院【歯科・口腔外科】

4 本研究の意義、目的、方法

骨が萎縮した(高さが足りない)上顎臼歯部にインプラントを埋入する場合、骨の高さを増やすために上顎洞底挙上術が必要になることがあります。本術式は、確立された方法ではありますが、上顎洞粘膜の穿孔が術中に確認された場合は、骨がうまく造成されずインプラントが骨に生着しない場合があります。上顎洞粘膜の穿孔が確認された場合、さまざまな対応法が挙げられますが、その中の一つとして、穿孔した粘膜の治癒を待ち2期的にインプラントを埋入する方法があります。本術式により治療を受けた患者さんの、臨床経過を調査することでより安全で確実なインプラント治療が提供できると考えています。

5 協力をお願いする内容

患者さん本人の診療録と画像データの閲覧

6 本研究の実施期間

研究許可日より2019年8月31日まで

7 プライバシーの保護についてです。その他の個人情報(住所、電話番号など)は一切取り扱いません。

1) 本研究で取り扱う患者さんの診療情報は、個人情報をすべて削除し、第3者にはどなたのものかわからないデータ(匿名化データ)として使用します。
2) 患者さんの個人情報と匿名化データを結びつける情報(連結情報)は、本研究の個人情報管理者が研究終了まで厳重に管理し、研究の実施に必要な場合のみに参照します。また、研究終了時に完全に抹消します。

8 お問い合わせ

本研究に関する質問や確認のご依頼は、下記へご連絡下さい。また本研究の対象となる方またはその代理人(ご本人より本研究に関する委任を受けた方など)より、情報の利用の停止を求める旨のお申し出があった場合は、適切な措置を行いますので、その場合も下記へのご連絡をお願いいたします。

慶應義塾大学病院 歯科・口腔外科学教室

研究責任者:河奈裕正

実務責任者:宮下英高 

連絡先  慶應義塾大学医学部 歯科・口腔外科学教室

〒160-8582 東京都新宿区信濃町35 電話番号 03-5363-3831