臨床研究へのご協力のお願い

2023年11月13日

「インプラント治療における自家ブロック骨移植とGuided Bone Regenerationの骨造成量の変化と比較 」に対するご協力のお願い

研究責任者 歯科・口腔外科  専任講師
宮下 英高
実務責任者 井原歯科クリニック 院長
井原 雄一郎

このたび当院では、上記のご病気で入院・通院されていた患者さんの診療情報を用いた下記の研究を実施いたしますので、ご協力をお願いいたします。この研究を実施することによる患者さんへの新たな負担は一切ありません。また患者さんのプライバシー保護については最善を尽くします。本研究への協力を望まれない患者さんは、その旨、実務責任者までご連絡をお願いします。

1 対象となる方

西暦2015年4月1日から2025年5月30日までの間に慶應義塾大学病院 歯科・口腔外科あるいは井原歯科クリニックを受診し、インプラント治療における自家ブロック骨移植あるいはGuided Bone Regenerationを受けた患者さんが対象となります。また、20歳未満の患者さんは対象となりません。

 

2 研究課題名

承認番号 20251092
研究課題名 インプラント治療における自家ブロック骨移植とGuided Bone Regenerationの骨造成量と変化の比較


3 研究実施機関

慶應義塾大学医学部 歯科・口腔外科学教室(主機関) 宮下英高(専任講師) 

井原歯科クリニック(共同研究機関) 井原雄一郎(院長)

4 本研究の意義、目的、方法

インプラント治療は一般的に普及し、多くの患者さんが恩恵を受けています。インプラント治療に伴う骨欠損に日常的に遭遇し、骨造成が必要となります。その場合、自家ブロック骨を用いた方法や遮蔽膜を応用したGuided Bone Regeneration(以下、GBR)を応用します。GBRは人工材料を用いるため、自家ブロック骨移植と比較して一般的に侵襲が少ないと言われていますが、術後吸収が顕著に表れることがあります。未だに、どちらの方法が良いか否かは議論され、結論はでていません。したがって、自家ブロック骨とGBRを比較することで骨造成における術式選択の指標や基準となる研究と考えています。
インプラント治療における骨造成の術式選択の指標となる研究が実施できることで、骨造成においてコンセンサスの得られた術式選択がなされ、術者個人の意見や、技量によって術式選択されることがなくなり、多くの患者さんが適切な骨造成を受けることが可能になります。
なお、本研究は、慶應義塾大学医学部歯科・口腔外科学教室を主たる研究機関とする多施設共同研究です。本学では、自機関の既存試料と共同研究機関から受領した加工された情報(個人を識別する手段なし)を用いて、データ解析を実施いたします。

 

5 協力をお願いする内容

インプラント治療における骨造成に関する診療記録、手術記録、手術前後で撮影したCT画像およびパノラマエックス線写真

6 本研究の実施期間

研究実施許可日〜2028年5月30日

7 プライバシーの保護についてです。その他の個人情報(住所、電話番号など)は一切取り扱いません。

1) 本研究で取り扱う患者さんの診療情報は、個人情報をすべて削除し、第3者にはどなたのものかわからないデータ(匿名化データ)として使用します。
2) 患者さんの個人情報と匿名化データを結びつける情報(連結情報)は、本研究の個人情報管理者が研究終了まで厳重に管理し、研究の実施に必要な場合のみに参照します。また、研究終了時に完全に抹消します。

8 お問い合わせ

本研究に関する質問や確認のご依頼は、下記へご連絡下さい。 また本研究の対象となる方またはその代理人(ご本人より本研究に関する委任を受けた方など)よ り、診療情報の利用の停止を求める旨のお申し出があった場合は、適切な措置を行いますので、そ の場合も下記へのご連絡をお願いいたします。
慶應義塾大学病院 歯科・口腔外科学教室 宮下英高 連絡先
慶應義塾大学医学部 歯科・口腔外科学教室 〒160-8582
東京都新宿区信濃町 35 電話番号 03-5363-3831